LINE公式アカウントにて不動産の有益情報を配信中!!(こちらをクリック)

国家公務員と地方公務員の違いは?両方経験した都庁職員が語る

金井 滋(Shigeru Kanai)

金井 滋(Shigeru Kanai)

国家公務員と地方公務員の違いは?両方経験した都庁職員が語る

“国家公務員”と”地方公務員”というのは、公務員という職種の中での一番大枠のカテゴリーになるかと思います。

もちろん両者とも同じ公務員ですが、

・働く人の属性

・背景

・実際の仕事内容

・働いている人の人柄・雰囲気・志

など、「国家公務員と地方公務員では全然違います!」

そう語るのは、地方公務員と国家公務員を両方経験したKさん。

Kさんが、実際に両方の職場で体験して感じた両者の違いを話してくれました。

Kさんは、

  • 「国家Ⅱ種(現在は国家一般職)」
  • 「裁判所事務官」
  • 「国税専門官」
  • 「地元市役所」
  • 「都道府県庁上級試験」

を受験し、これらすべてに最終合格し内定をもらい、最初は国家公務員として働き、その後は転職して、現在東京都庁で働いている方です。

Kさんによると、同じ公務員でも全然違うので、どちらを就職先として選び、キャリアを積んでいくかで、人生の方向性が大きく変わるとのことです。

たまに、公務員を目指す学生などが、

「同じ公務員だからとりあえず入ってしまえば、そんなに仕事内容に大差ないでしょ!」と言う人もいます。

また、予備校によっては、国家公務員、地方公務員関係なく、とりあえず、試験を併願できるところは全部受けて、受かったところに入りなさい、みたいな方針のところも多くあります。

しかし、両者の違いをきちんと理解して就職し、きちんと違いを意識して仕事することは重要です。

 

国家公務員とは

国家公務員とは簡単に言えばどんな仕事ですか??

簡単に言えば、国家公務員は国の機関の職員です。少し前に話題になった森友学園や加計学園の問題に関して、よく国会で国会議員に追及されている職員、いわゆる「官僚、もしくはキャリア」と呼ばれている人が代表例として挙げられます。

いわゆるキャリアは、各省庁(本省)の職員ということです。官僚は「国家総合職試験(旧国家一種)」に通過することが必要になります。

国家総合職試験は司法試験や公認会計士試験と並び、日本の資格試験の中で、最も難しい試験の一つと言われており、選りすぐりのエリートしかなれない職業です。

仕事内容も、確かにエリートそのものです。

主に東京の霞が関の本省を拠点に働きますが、地方の都道府県庁への出向、海外の駐在、ハーバード大学など海外の大学への留学など、グローバルに、国家機関の幹部候補として、スキルアップをしていくのが一般的で、一般市民とはほとんど関わりはありませんが、国の方向性を決める大事な仕事を担っており、サービス残業などもいとわず、懸命に働いてる人が多いです。

そうなんですね。それでは、いわゆるキャリア以外の国の職員、ノンキャリアの話も教えてください。

はい。国家公務員はキャリアだけに限定されるものではなく、私が受けたのは、「国家一般職試験(旧国家二種)」と呼ばれる試験です。こちらの国家公務員も、ノンキャリアと呼ばれる国の職員になります。

このノンキャリアは、だいたい地方の出先機関で働きます。

採用管轄は、北海道、東北、関東、甲信越、中部、関西、中国、四国、九州で分けられ、それぞれの管内で現場に密接した仕事をします。

国家一般職と現在は名前は変わっていますが、仕事内容は、普通の大手企業の一般職の職務内容とはまったく違うということに注意が必要です。

現在の名称が、「一般職」ですが、銀行や商社などの「一般職」とは全然違います。銀行だと、窓口や事務作業メインのイメージですが、「国家一般職」は、「国家総合職」が東京でこなす仕事を、ただ、地方でこなしている違いだけで、仕事内容はそれほど大差ありません。

「国家総合職」は出世スピードが速く、ほとんどの人が出向、派遣などを通じて、ダイナミックに勤務地が変わりますが、「国家一般職」は出世のスピードが普通の企業並みで、最終的に出先の課長、部長当たりで終わり、勤務地が基本的には地元で完結するという違いだけです。

若い間の、純粋な国家公務員としての仕事内容としては、大差はないです。

強いて違いを上げるなら、国家総合職は上述したように、若い内から海外の大学へ留学をしたりしてスキルアップし、若くして、各都道府県庁で、副市長などの要職や、本省での企画部門での仕事など、様々な職場を経験します。

国家一般職は地方出先機関で、企画業務をこなす傍ら、現場に密着し事業執行する仕事もあり、国家総合職のように要職を歴任し、スピード出世が約束されているキャリアを過ごさない人が多いです。

ただ、最近では、私が居た省庁もそうでしたが、幹部登用制度が充実してきており、国家一般職での採用でも、途中で昇任試験を受ければ、総合職とほぼ同じルートをたどるキャリアを歩むことも可能です。

そういった意味では、垣根がなくなってきている今、国家総合職よりは簡単に入ることができるし、キャリアプランも選択できる、国家一般職は、国で働きたい人にはとっては、狙い目かもしれません。

国家公務員として働くひとの人柄は??

それでは、実際に国家公務員として働いてみて、感じた人柄や雰囲気などについて教えてください!

金井さんは、国家公務員はどんな感じの人が多いと想像していますか??

私は”キャリア”の方とも、”ノンキャリア”の方とも一緒に仕事をしたことがあります。


そうですね、なんとなくキャリアの人は、国全体を本気で良くしようとしているガンジーみたいな人で、ノンキャリアの人は特定の分野を極めた頑固なラーメン屋みたいなイメージですね。

ガンジーとラーメン屋さんですか・・・(苦笑)

まず、キャリアの方についてですが、地方県庁への出向時代に、都道府県庁の上司(課長級)としてご一緒したこともありますし、国プロジェクトへの参加したときに、同じチーム内にいたりといったことで、一緒に仕事をさせていただきました。

その時のキャリアの方の本当に率直な印象を述べさせていただきますと、

「すごく爽やかで感じのいいひと」

「頭の切れが最高で学生時代に学級代表などをやってそうなキャラ」

「知識量、情報量ともに他の追随を許さないほど豊富で博学」

という印象もある一方、

「イケイケなチャラ男」

「この人本当に公務員なの?起業家とかコンサル業のような雰囲気だ!」

「いつもカリカリしていて、せっかちだなー!」

「出世意欲がものすごく幹部職員へのヘコヘコ感がやばい!上下関係に厳格そうだなー」

といった印象もありました。

イケイケなチャラ男・・・ですか?(笑)

特に、一緒に仕事した中でも、経済産業省の方々は一番公務員っぽくなかったですね。雰囲気は総合商社にいそうな感じの人柄で、チャラくて、イケイケで、見た目もラフな感じでした。

仕事での格好もスーツを着ずに、ポロシャツにチノパンといった格好や、Tシャツで仕事している人も居ました。首に金のじゃらじゃらしたネックレスをして、闇金うしじま君みたいな、いかつい顔をした人も居ました。

格好や雰囲気だけをみると、とても公務員とは、ましてや将来の日本を背負う官僚には、見えない人も多くいました。

ただ、実際に仕事をしてみると、とにかく周りへの気遣いが素晴らしく、行動力も半端ではないし、冗談や軽口も言うし、人間的におもしろい人が多かったです。

経済産業省は特にそんなイメージですが、他の省庁の人も、地方公務員の人に比べれば、人柄は180度くらい違うんじゃないかなーと思います。

これからキャリアを目指す人は、国の省庁にはそういった人が多い、むしろ、そういったバイタリティーあふれた人でないと入ることができないと認識しておいた方がよさそうです。

真面目一辺倒で、堅ぐるしい人にはキャリアの仕事は向いていないようです。

なるほど。それは意外ですね。。。。では、ノンキャリアの方はどうですか??

私はノンキャリアとして、某省庁の出先機関に所属していたこともあるので、ノンキャリアの人は実際一番多く関わっていました。こちらも、キャリアの人には負けないくらいビジョンを持っていて、熱意を持って働いていた印象があります。

ノンキャリアでお供した職員の方は、キャリアの人に比べると多少は緩いキャラの人も多く、お酒好きな人も多かったです。毎週のように課長の第一声で、よく地元の街の居酒屋へみんなで飲みに行ってました。今となってはいい思い出で、よくその日々のことを思い出します。私がいたところがたまたまそういうところだっただけかもしれませんが。。笑

その当時は、飲みにケーションの場で人事の話も決まっていっていたような、意外と前近代的な、一昔前の風潮も結構残っているなーという印象でした。

野球大会、サッカー大会、その他レクリエーションも多く、半ば強制的に参加させられていたように思います。東京では、あまりそういったことを職員同士でやる雰囲気ではなく、地方出先の特徴かもしれません。

私は、そういった感じは好きなので良いのですが、嫌な方は多少苦痛かもしれません。

総じて言えることは、国の組織で働く国家公務員は、民間に近い、バイタリティーあふれた方々が多いと、想像しておいたほうがいいですね。

私は元地方公務員ですが、国家公務員のイメージが随分変わりました!

あと、誤解無いように断りですが、別に地方公務員の人がバイタリティーが無いとかそういう訳ではなく、全体としての雰囲気として、ざっくり私個人が感じた感想です。地方公務員の人が国のひとより劣っているとかそういうわけでは決してありませんので。

なるほど。やっぱり、実際に経験した人から、生の情報を聞くと、意外な情報がいっぱい出てきますね。Kさん、ありがとうございました!

 

「属性」を活かしたマイホームづくりとは?

「良い物件を見つけること」「良い条件で住宅ローンを組むこと」この2つが良いマイホームを手に入れるコツです。不動産の購入は、自分の職業・収入・年齢・家族構成といった「属性」を把握した上で戦略的に行うことが必要となります。知っていると知らないでは、数百万円もの差が出るのが不動産業界。まずはLINE公式アカウントでお問い合わせください。

インタビューカテゴリの最新記事